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ボルボ、トラック現地生産に向け中国メーカー買収

2021年8月24日 (火)

荷主ボルボ・トラックスは現地時間の23日、中国山西省太原市にトラック製造工場を有する江鈴重型汽車を、8億人民元(135億円)で買収すると発表した。22年末から中国市場向けに、大型トラックの「ボルボFH」「ボルボ FM」「ボルボFMX」の生産を開始する。同社は「数年以内に年間1万5000台のトラックを生産し、その後も生産能力を増強する」としている。

ボルボ・トラックスによれば、同社は1934年に中国市場に参入。ここ数年はECの成長などの追い風もあり、同社の中国におけるトラック販売は急増しており、昨年には4500台以上の大型トラックを中国に輸出したという。

出所:Volvo Trucks

今回の発表に際してボルボ・トラックスは「ここ数年、中国の物流市場は急速に発展し、プレミアムトラックとサービスに対する需要は高まっている。国内での大型トラック製造で、地元の運輸企業のニーズに応え、地域のバリューチェーンを確立する時が来た」とコメントしている。