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東京の保冷庫メーカー、少量輸送用小型タイプ発売

2021年8月27日 (金)

▲可動式保冷庫「REVOCOOL レボクールII」(出所:サンデン・リテールシステム)

メディカル保冷庫メーカーのサンデン・リテールシステム(東京都墨田区)は26日、新型コロナウイルスワクチンの輸送などに使われる可動式保冷庫「REVOCOOL レボクール」の小型タイプ「REVOCOOL レボクールII」を、ことし9月上旬に発売すると発表した。物流現場などの運搬用台車に載せやすいサイズをラインアップに追加することで、より輸送用途に合わせた製品展開を加速する。

REVOCOOL レボクールIIは、サイズを一回り小さくすることで少量の商品の保冷輸送が可能となり、輸送状況や商品量にあわせた柔軟な活用につなげられるのが特徴。一般的に普及している運搬用台車(かご車)の小型タイプと同じサイズとなり、物流現場でも作業をしやすい仕様とした。

2020年秋に発売したREVOCOOL レボクールは、モデルナ製の新型コロナウイルス感染症ワクチンの輸送に求められる温度条件に適合したことから、全国各地の接種会場への輸送に活用される。搭載された専用蓄冷剤とバッテリーの給電でファンとヒーターを制御する構造としたことにより、通常のトラックで高品質な低温輸送を実現できる。

サンデン・リテールシステムは、こうした高い温度品質の実現により、温度管理の厳しい医薬品や食品など、幅広い領域への浸透を推進していく。