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岩谷産業、出し入れしやすい-75度保冷箱発売

2021年2月16日 (火)

メディカル岩谷産業は16日、ワクチンや医薬品などの保管・輸送に備えてマイナス75°C(上下15度)を10日間長期維持できる保冷箱の販売を開始する、と発表した。医薬品の保管エリアを引き出し方式とし、医療機関で出し入れしやすくした。小型タイプで7日間保持できるタイプも発売する予定だという。

(出所:岩谷産業)

同社は「ワクチンや医薬品は輸送先の医療機関などで何度も保冷箱から出し入れする必要があるが、従来の保冷箱では出し入れ作業の際に製品を覆っているドライアイスを避ける必要があり、作業面や安全面での課題があった」と指摘。

この課題に対し、作業者がドライアイスに触れることなく保冷箱から製品を出し入れできる構造を協力会社の関東商事と共同開発し、特許を出願した。

輸送・保管時には厳格な温度管理や位置情報管理が求められる場合が多いため、顧客ニーズに合わせて保冷箱内の温度や位置情報をスマートフォン、パソコンで常時監視できる温度ロガーを含めた温度管理ソリューションも合わせて提案する。