オープンロジ、関東運輸と連携し低温物流強化へ

▲提携する関東運輸（出所：オープンロジ）

ロジスティクスオープンロジは30日、冷凍冷蔵のEC（電子商取引）物流網の構築について、セイノーホールディングスグループの関東運輸（群馬県前橋市）と業務基本契約を結んだと発表した。関東運輸は食品の3温度帯輸送を中心に、東北から九州にまたがる全国規模の物流ネットワークを構築しており、両社の連携によってさらなる需要増に対応できる事業基盤を固めていく。

消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大による宅配ニーズの高まりを受けて、物流各社は低温商品の輸送体制を強化している。オープンロジは、冷凍冷蔵輸送に強みを持つ関東運輸との連携によりほぼ全国レベルでの輸送網を整備し、業界内での差別化を図る狙いだ。

オープンロジはことし1月、冷凍冷蔵倉庫を扱う企業との提携により、単発や小ロット案件からでも冷凍冷蔵商品におけるEC物流のニーズに対応してきた。今回の業務基本契約の締結により、冷凍冷蔵商品のEC物流サービスの提供地域を拡大するとともに、食品関連商品の取扱量や種類の拡充、さらにニーズに応じたより柔軟な対応が可能となる。