フェデックス、アジアなどでEC向けの指定日配送

ロジスティクス米フェデックス・コーポレーショングループのフェデックス・エクスプレス（東京都江東区）は2日、競争力の高い輸送スピードと送料を合わせた、新たなEC（電子商取引）向け指定日配送の国際輸送サービス「フェデックス・インターナショナル・コネクト・プラス」（FICP）の提供を、アジア太平洋と中東、アフリカで始めると発表した。フェデックスは、刻々と変化する顧客ニーズに対応するためECサービスをさらに強化する。

FICPにより、オーストラリアや香港、インド、日本、中国本土、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイの10市場の越境EC事業者が、アジア太平洋と中東、アフリカの顧客に最短で1営業日、最大でも5営業日以内で商品を配送できるようになる。

フェデックスは、送料や配送日指定にかかるニーズのさらなる高まりを受けて、国際輸送における指定日配送に乗り出す。輸送品質の向上に対する顧客ニーズは年々高まっていることから、世界の物流企業が細かなサービスの拡充に踏み出しており、フェデックスはこうした取り組みにより他社との差別化を図る戦略だ。