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JILSロジスティクス大賞、日本気象協会など受賞

2021年9月2日 (木)

認証・表彰日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は1日、第38回となる2021年度「ロジスティクス大賞」の受賞取組事例を発表した。大賞を受賞したのは日本気象協会の事例と、プラスオートメーション(東京都港区)と富士ロジテック・ネクスト(東京都中央区)による事例の2事例で、そのほかに4事例が部門賞を受賞した。

日本気象協会による「台風や大雪による輸送影響リスクの早期把握および効率的な輸送計画作成支援」は、高精度の気象予測によりトラック運行ルートにおける気象リスクを算出し、物流事業者がウェブサイト上で把握できるようにしたもの。物流事業者の情報収集の効率化に加えて、客観的なデータが物流事業者と荷主企業の調整や協力につながることなどを評価した。

プラスオートメーションと富士ロジテック・ネクストによる「物流向けRaaS(ラース)の活用による庫内仕分けシェアリングサービスの実現」は、通販物流現場における人手不足解決に向けた、最先端のロボットのシェア・レンタルサービス。ロボットなどの設備を所有するスタイルから、必要に応じて利活用するスタイルへの移行を促し、中小企業の業務自動化や生産性向上に寄与したことなどが受賞ポイントとなった。

そのほか「ロボティクス・イノベーション賞」では、Mujin(ムジン、東京都江東区)の「混載ケース積み付けの自動化実現」を、「業務革新賞」ではエヌ・ティ・ティ・ロジスコ(東京都大田区)の「AI画像認識技術を用いた自動検品システムの導入による、検品作業の改善」を選出した。

また、「AIデマンドマネジメント賞」では資生堂の「新製品の発売前需要予測におけるAIとプロフェッショナルの協同」を、「SDGs社会貢献賞」では佐川グローバルロジスティクス(東京都品川区)など4社による「EC(電子商取引)物流における自動梱包機を活用した次世代型オペレーション」を選出している。

表彰式と各賞の受賞記念講演は、10月18日と21日の「ロジスティクス全国大会2021」において開催する。