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プロロジス、つくばにZOZO専用の新物流施設

2021年9月10日 (金)

拠点・施設プロロジス(東京都千代田区)は10日、茨城県つくば市で新たなBTS型物流施設「プロロジスパークつくば3」の建築工事に着手したと発表した。2023年1月に完成する予定。敷地面積は13万7000平方メートルで、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO(ゾゾ)が使用する。プロロジスが同市でZOZO専用に開発する物流施設は4棟目。

BTS型施設は、デベロッパーが特定のテナントのニーズに応じて建設し、原則として棟全体を1つのテナントに賃貸する。プロロジスパークつくば3はダブルランプウェイを備え、45フィートコンテナセミトレーラーなどの大型車両が直接各階にアクセス可能。垂直搬送機も8台設置する。筑波研究学園都市に立地する強みを活かし、施設内の一部に最新技術の実証実験などを行うラボやシェアオフィスなどの整備も検討する。

非常時の発電機燃料として、地下には大型オイルタンクを備え、防災センターや事務所エリアなどに最大7日分の電力を供給できる体制を整える。備蓄燃料は震災などによる停電時に、施設入居企業に提供するほか、プロロジスの周辺の物流施設への移送も想定する。

開発地は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と常磐自動車道が交わる地点に位置。圏央道のつくば中央インターチェンジ(IC)からは2キロメートル、常磐道の谷田部ICからは5.8キロメートルで、北関東方面に加えて、東日本全域をカバーする広域拠点として活用できる。つくばエクスプレス線の研究学園駅からは1.3キロメートルで、通勤利便性にも優れる。

出所:プロロジス

■「プロロジスパークつくば3」の概要
開発地:茨城県つくば市御幸が丘34
敷地面積:6万8512.91平方メートル(2万725.16坪)
延床面積:15万7313.11平方メートル(4万7587.18坪)
構造:地上5階建て
着工:2021年9月