サービス・商品フューチャー(東京都品川区)は16日、船陸一体のデータ連携とオペレーションを実現する「船舶IoTプラットフォーム」を開発したと発表した。
今治造船とジャパンマリンユナイテッドの合弁会社である日本シップヤード(千代田区)が活用しようとしている船舶運航ビッグデータのIT戦略パートナーとしての動きで、プラットフォームを活用したアプリケーション「Sea-Navi2」(シーナビ2)は8月に日本海事協会の認証サービスを取得している。
船舶IoTプラットフォームでは、これまで船舶ごとに保有していた走行経路、燃料消費、気象や海洋情報といったデータをアマゾンウェブサービス(AWS)上にリアルタイムで集積することで、船陸一体のデータ連携と分析を可能にした。
船舶情報をリアルタイムに可視化・分析できるシーナビ2と併せて利用することで、今後はデータを起点に「安全で低燃費な航行ルートの提示」や故障の予兆検知など、船陸一体のデータ連携オペレーションと船舶の周辺サービスの最適化につなげる。