ファミマ店舗配送最適化､フューチャーアーキテクト

荷主フューチャーは15日、主要事業会社のフューチャーアーキテクト（東京都品川区）が、ファミリーマートの商品配送の最適化するためのデータプラットフォーム「配送DMP」の構築が完了したと発表した。フューチャーアーキテクトはファミリーマートのIT戦略パートナーとして、サプライチェーン改革における配送DMPの構築、AI（人工知能）などを活用した業務効率化や高度化を支援する。

配送DMPは物流倉庫から店舗への商品配送を最適化するため、予実管理や高度な配送シミュレーションに必要なデータを一元管理するプラットフォーム。全国に1万6000店以上を展開するファミリーマートでは、定温、常温、冷凍によって配送条件が異なる商品を、販売ピークの時間帯に合わせて効率的に店舗へ届けることが求められるため、配送DMPでも配送条件に応じた基盤を段階的に構築していった。

▲配送DMPのイメージ（出所：フューチャーアーキテクト）

今回の構築では、従来はファミリーマートと物流事業者それぞれが個別に管理していた出荷実績や業務の運用情報、店舗情報、与件情報などを一元管理することで配送業務をデータ化し、ファミリーマートで管理する情報と物流事業者が管理する情報を掛け合わせることで、事実に基づいた業務改善や予実管理につなげる。

また、配送DMPに蓄積されたデータに交通情報などの外部データを連携させることで、配送コースのシミュレーションも可能になり、トラック台数の最適化による環境負荷やドライバーの負荷の軽減、物流コストの削減などにも寄与する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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