UDトラックス、｢クオン｣灯火装置不具合でリコール

行政・団体国土交通省は17日、UDトラックス（埼玉県上尾市）がリコール（回収・無償修理）を届け出たと発表した。大型トラック1車種について、灯火装置に不具合があり点灯しなくなる恐れがあるという。現時点で不具合や事故の報告はない。

LED前部霧灯のサブハーネスの配線などが不適切なため、前部潜り込み防止装置FUPDの取付位置が当該灯火器と近接している仕様の車両で、接続コネクタがFUPDに干渉したり挟み込まれたりするものがある。そのままの状態で使用を続けると、車両振動などによりコネクタが破損し接触不良や断線、短絡して点灯しなくなる恐れがある。

リコールの対象は、大型トラック「クオン」の計9型式で、ことし6月16日から7月3日までに製造された計121台。UDトラックスは、LED前部霧灯後面の放熱板にサブハーネスのコネクタを横向きにクリップ付き結束バンドで固定する措置を講じる。