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西濃とJR貨物、貸切列車で物流課題解決をアピール

2021年9月21日 (火)

ロジスティクス西濃運輸(岐阜県大垣市)と日本フレートライナー(東京都千代田区)、日本貨物鉄道(JR貨物)は21日、東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)と東福山駅(広島県福山市)の間で、ブロックトレイン「カンガルーライナーTF60」の運転をことし10月5日に始めると発表した。

西濃運輸と協力会社、日本フレートライナーのトラックで貨物駅に持ち込まれた積合せ貨物は、日本フレートライナーが受託人となって貨物列車に積載。両貨物駅間の直行輸送をJR貨物が担う。西濃運輸のブロックトレインの運転は、3往復目となる。

下りは東京貨物ターミナル6時58分発、東福山駅21時22分着。上りは東福山駅4時14分発、東京貨物ターミナル20時19分着。貨物列車は20両編成で、うち西濃運輸は15両を活用する。1列車当たりの積合せ貨物は片道で31フィートコンテナ30個。

西濃運輸は、セイノーホールディングスの中期経営計画で「価値創造型SDGs」のテーマを掲げて運び方改革を推進。JR貨物グループは「JR貨物グループ長期ビジョン2030」で「物流生産性の向上」や「グリーン社会の実現」の価値を社会に提供する取り組みを進めている。今回のブロックトレイン新設により、社会問題であるトラックドライバー不足の緩和とCO2排出量削減によるカーボンニュートラルの実現に貢献する狙いだ。この列車の運行によるCO2排出削減量は、年間8083トンと推計している。