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三原じゅん子厚労副大臣、カゴ車が労災要因と強調

2021年9月30日 (木)

行政・団体厚生労働省は9月29日、陸上貨物運送事業の労働災害が増加傾向にあるとして、三原じゅん子厚労副大臣が陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)に対し、労災防止に向けた取り組みを会員事業者に周知するよう、協力を要請したと発表した。陸災防のほか、同様に労災が増えている小売業と社会福祉施設に対しても積極的な取り組みを求めた。

三原副大臣は、労働災害の発生状況と防止対策の必要性を会員企業に広く共有されるよう、周知と啓発を行うこと、荷役作業時の墜落・転落災害の防止対策、ロールボックスパレット(カゴ車)の安全な取り扱い——を徹底するよう要請。

特に「荷運搬用のカゴ車の取り扱い中に災害が多発(2020年は1000件発生)しているが、この8割が不適切な取り扱いが原因となっている」として、テールゲートリフターを使用してカゴ車を取り扱う場合の安全対策に留意するよう強調した。