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川崎汽船、大型ばら積み貨物船を鉱石輸送に導入へ

2021年9月30日 (木)

(出所:川崎汽船)

川崎汽船は9月29日、ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)の津事業所で建造していた21万重量トン型ケープサイズばら積み貨物船「CAPE BROLGA」(ケープ・ブロルガ)の引き渡しを受けたと発表した。JFEスチールとの長期連続航海契約に基づき、鉄鉱石や石炭の輸送に従事する。

荷主同船はJMUが独自に開発した省エネ推進装置や、居住区周りの風圧抵抗を低減させる「隅切型居住区」を採用。従来船に比べて大幅な燃費削減と載貨能力の向上を実現した。

川崎汽船は「現在完成しているケープサイズバルカーの中でも世界トップレベルの技術を集結させた最新鋭船」とアピールしている。

■CAPE BROLGAの概要
全長:299.99メートルx
幅:50メートル
深さ:25メートル
喫水:18.4メートル
載貨重量:21万1982トン
総トン数:10万8605トン
主機関:Hitz MAN-B&W 7S65ME-C-8.5-HPSCR
航海速力:14.3ノット
船籍:日本