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横浜冷凍、ノルウェーにおける養殖事業を再編

2021年9月30日 (木)

国際横浜冷凍は、ノルウェーにおける養殖事業の運営体制を見直す。同社は9月28日、連結子会社のHofseth Aqua AS(ホフセス・アクアAS)の持ち株会社HI YR ASの全保有株をHofseth International AS(ホフセス・インターナショナルAS)に譲渡することを決めたと発表した。ホフセス・アクアASとHI YR ASは横浜冷凍の連結対象から外れる。

横浜冷凍は、ノルウェーにおける養殖事業の再編に向けた検討を進めてきた。譲渡先であるホフセス・インターナショナルASグループは、孵化から養殖・加工・残りかすの資料などへの再利用まで、サステナブルを意識した総合水産会社として当地で知られ、ESGを推進する機運が高まるなかで事業拡大を見据える。

横浜冷凍は、引き続きホフセス・インターナショナルAS株を14.03%保有するほか、取締役や経理担当もこれまで通り派遣することで、経営に関与する。今回の再編により、ホフセス・インターナショナルASグループは事業経営の自由度を高めて事業拡大や新規ビジネス創出に取り組む方針で、東京にも拠点を置くなど、横浜冷凍の安定的なパートナーとしての関係を強化していく。

横浜冷凍は、これまで中心に扱ってきたトラウトに加えて、より大きな市場を見込めるアトランティックサーモンも取り扱うことで、国内やアセアン地域でのノルウェーサーモン事業拡大を図り、持続的な企業価値向上を推進する。