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マーケットエンタープライズ、中古農機具事業拠点

2021年10月4日 (月)

荷主マーケットエンタープライズは1日、グループ全体の中古農機具ビジネスの加速を目的とした新拠点「北関東リユースセンター」(茨城県結城市)を開設したと発表した。この拠点開設により、全国にある当社グループのリユースセンターは12拠点に、うち関東エリアのリユースセンターは5つとなります。

マーケットエンタープライズグループは、持続可能な社会の実現に向けて、リユースを中心に事業を展開。中古農機具をその戦略商材として掲げ、取り扱いに注力している。2020年4月に新設した連結子会社MEトレーディングを中心に海外の顧客を対象としたEC(電子商取引)や国内における中古農機の買取・販売を強化し、これまでの輸出国は80カ国を超える。

(出所:マーケットエンタープライズ)

今回、販売農家数が全国で最も多い茨城県にマシナリー事業の東日本コア拠点を開設することで、農機の買い取りや越境ECに向けた輸出機能を強化する。同時に、国内販売による新規就農支援も推進していく。中古農機具事業のかつての拠点である小山の敷地面積は2640平方メートルだったが、新拠点である結城の敷地面積は2.5倍の66000坪に拡大。敷地面積拡大による在庫保有スペースの拡大と、採用強化により取り扱い量の増大を見込む。

また、EU諸国への中古農機具の輸出については、植物検疫規則により土壌や植物残渣が付着していない物に限られており、屋内での保管が好ましいとされる。今回の拠点開設により、土壌や植物残渣を付着させずに屋内で保管ができる体制が整ったことから、月平均3〜4本だった東日本エリアからのコンテナ輸出を月平均20本に強化する。