荷主モノリクス(東京都文京区)は7日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で10月13日から3日間開催される「国際物流総合展2021 第2回 INNOVATION EXPO」の出展内容を発表した。
モノリクスは、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)を活用して、作業員の代わりにかご台車やカートなどをけん引できる治具「Begin+JIG」(ビギンジグ)を開発。今回の国際物流総合展でデモンストレーションを披露する。
開催期間中は、AGV・AMRに取付けかご台車や6輪カートを無人搬送する実演走行を実施。多彩なデモ走行と牽引治具の組み合わせにより物流アイテムの自動無人搬送を体感してもらう。既存のかご台車を自動牽引する技術は業界でも斬新な取り組みとして注目を集めそうだ。
ビギンジグは、4輪自在輪キャスターの台車をカーブなどで振られることなく牽引。ワンタッチで取り付けができ、路面の凸凹や台車の個体差をJIGが吸収し、安定搬送が可能だ。さまざまなAGV・AMRに取り付けられる汎用性の高い仕様も特徴だ。AGV1台から運用が可能で、一般的な物流改善や機械設備と比較して低コストで導入でき、準備期間もほぼ不要だ。
■AGV・AMR専用治具「Begin+JIG」の紹介動画