危険物運搬車両の指導取締り、全ト協も周知徹底へ

行政・団体警察庁は、危険物運搬車両に対する指導取り締まりを11月1日から30日まで実施すると発表した。全日本トラック協会（全ト協）は警察庁の危険物運搬車両に対する指導取り締まりの実施を受けて、都道府県のトラック協会などに対して、法令順守の徹底を促した。

消防危険物と高圧ガス、毒劇物、火薬類、届出対象の病原体などを運搬する車両を対象に、危険物運搬における保安基準違反や、車両の安全運行に関する道路交通法違反、車両通行道路の制限違反に対する指導と取り締まりを重点的に行うほか、イエローカード携帯の指導も行う。

危険物運搬車両による事故が発生した場合は、国民の生命や身体、財産に重大な危害をおよぼす可能性があるほか、交通の遮断による物流など経済活動の停滞を招くなど、社会生活にも大きな影響をもたらすことから、指導取り締まりを重点実施することとした。