栃木県ト協、事故受け運転者の健康管理徹底を通知

国内栃木県トラック協会は19日、事業用自動車の運転者における健康管理の徹底を会員事業者に周知したと発表した。国土交通省関東運輸局栃木運輸支局による通知を受けた措置だ。

10月9日に埼玉県内の東北自動車道下り線を走行していた、栃木県に営業所を置く大型トラックが、運転者の疾病によりガードレールに衝突する事故が発生。栃木運輸支局の管内では、こうした事業用自動車の運転者の疾病による事故が連続して起きている。

栃木運輸支局はこうした事態を重く受け止め、栃木県トラック協会に健康管理の徹底を通知。国交省が策定した各種事故防止マニュアルなどを積極的に活用し、運転者の健康管理や飲酒運転防止について確実に指導を行うよう要請した。

さらに、運転者の健康診断の結果をもとに「再検査」「治療」「薬の服用」「血圧」などの状況を把握し必要な措置を講じるとともに、異常な所見がある運転者に対しては必ず医師から助言を求め健康起因事故を未然に防止できるよう求めた。点呼の際には運転者の酒気帯び状況や健康状態の確実な把握を徹底するよう要請した。