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日本郵船、仏のグループ会社保有のLNG運搬船完成

2021年10月21日 (木)

国際日本郵船は21日、グループのFrance LNG Shipping(フランス エルエヌジー シッピング)が保有するLNG(液化天然ガス)運搬船「LNG ENDEAVOUR」(エルエヌジー エンデバー)が、韓国の三星重工業巨済造船所で完成したと発表した。日本郵船グループは今回のLNG運搬船の建造を契機として、低炭素燃料として将来のゼロエミッション燃料普及までの橋渡しの燃料として期待されているLNGの輸送に積極的に取り組む。

エルエヌジー エンデバーは、フランスの大手エネルギー企業Total(トタル)グループのTotalEnergies Gas & Power(トタルエナジーズ ガス&パワー)が定期チャーターを行う。

燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」を搭載。カーゴタンクはボイルオフ率を低く抑えることができる優れた防熱性能をもつタンク方式を採用する。余剰ボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載することで、効率的で経済的なLNG輸送を実現する。

■LNG ENDEAVOURの概要
全長:293メートル
全幅:45.8メートル
総トン数:11万5408トン
積載容量:17万4000立方メートル
船籍:フランス