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日本郵船、三菱商事向けLNG運搬船が完成

2021年6月1日 (火)

荷主日本郵船は6月1日、同社と三菱商事、マレーシアの船舶保有会社のALTデュア社が共同保有する新造液化天然ガス(LNG)運搬船「ダイヤモンド・ガス・クリスタル」が、韓国の現代三湖重工業の造船所で完成したと発表した。三菱商事の100%子会社のダイヤモンド・ガス・インターナショナル(シンガポール)が、三菱商事が参画するカナダでのLNGプロジェクトで使用する。

船内には、燃料油と航行中にLNGタンク内で発生した「ボイルオフガス」の両方を利用する最新のディーゼル機関「X-DFエンジン」や、余剰のボイルオフガスを再度液化してタンクに戻す再液化装置を搭載。そのほか、ボイルオフ率を低く抑える防熱性能を有するタンクを採用して、効率的かつ経済的な運航を実現するという。

■「ダイヤモンド・ガス・クリスタル」の概要
全長:297メートル
全幅:46.4メートル
総トン数:11万7564トン
主機関:X-DF
積載容量:17万4000立方メートル
造船所:現代三湖重工業(韓国)
船籍:シンガポール