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日本郵船の仏関連会社、当地でLNG船長期傭船契約

2022年1月18日 (火)

ロジスティクス日本郵船は18日、関連会社のFrance LNG Shipping(フランス エルエヌジー シッピング)が、EDF LNG Shipping(イーディーエフ エルエヌジー シッピング)と新造LNG(液化天然ガス)船の長期定期傭船契約を締結したと発表した。

新造LNG船は、韓国の現代三湖重工業で建造され、2025年に完成する予定だ。主機関には燃料消費効率に優れた、ボイルオフ率を低く抑えることが可能な防熱材を備えるタンク方式の二元燃料低速ディーゼル機関を搭載。優れた防熱性能を持つメンブレン型カーゴタンクや、余剰ボイルオフガスを再液化できる装置を採用するなど、効率的な運航を実現する。

(出所:日本郵船)

日本郵船グループは、ESGの経営戦略への統合をさらに加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」を21年2月に策定。今回の新造LNG船にかかる長期定期傭船契約の締結を契機として、ESG経営を力強く推し進めるべく、低炭素燃料として将来のゼロエミッション燃料普及までの橋渡しの燃料として期待されるLNGの輸送と安定供給に積極的に取り組む。

■新造LNG船の概要
全長:297メートル
全幅:46.4メートル
総トン数:11万8300トン
主機関:X-DFエンジン
積載容量:17万4000立方メートル
船籍:フランス