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東京ロボティクス、中小倉庫向け荷積みロボを開発

2021年10月25日 (月)

サービス・商品人間共存ロボットの実現を目指す東京ロボティクス(東京都新宿区)は23日、中小規模の物流施設向け自走式荷積みロボット「モバイルグリッパ」を開発した。短距離配送や仕分け、荷物管理などに適した仕様で、物流業務の負担を軽減する。

東京ロボティクスは、「モバイルグリッパ」を10月27日から3日間、名古屋市港区の名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)で開催される工場向け最新技術の見本市「スマート工場EXPO」で披露する。

モバイルグリッパは、スペースや予算の制約により大規模な設備投資ができない物流施設での活用を想定したサイズや価格設定のロボットだ。

東京ロボティクスが得意とする力制御技術を活用することで、異なる段ボールのサイズも的確につかんで運搬することができる。力制御に加えて左右のグリッパ(つかみ手)が独立に動くため、ロボットが荷物の中心からずれた場合も、安定して運搬することが可能だ。

さらに、ロボットの可動部の構造について、低温度環境でも効率を落とさず安定して稼働する仕様としたことで、あらゆる場所や気象条件でも活用できるようにした。