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SGムービング、新家電回収制度で初の「統括業者」に

2021年10月27日 (水)

環境・CSRSGホールディングスグループのSGムービング(東京都江東区)は、家電リサイクル券センター(RKC)の新たな家電リサイクル券システム「料金管理統括業者回収方式」において、初の「料金管理統括業者」に選定されたと発表した。家電リサイクルスキームの簡素化が可能となり、小売事業者・収集運搬事業者の家電回収にかかる労力を削減できる。

SGムービングは2020年7月、全国の家電小売事業者と収集運搬事業者をオンライン上でマッチングさせるサービス「SG-ARK」の提供を開始。RKCは、小売事業者とエンドユーザーの利便性を向上させ、家電リサイクルの適正化に貢献する取り組みを評価した。

料金管理統括業者回収方式は、RKCから認定を受けた統括業者が、小売事業者に代わって収集運搬事業者の管理監督を行ったり、RKCへのリサイクル料の支払いを代理で行うシステム。統括業者は、システムの運用にあたって新たに発行される「収集業者用券」を運用できる。そのため、リサイクル券のやり取りの簡素化とリサイクル料の支払い手続きの効率化を実現できる。

従来は小売事業者が各々のリサイクル券をRKCから購入し、「SG-ARK」を通じて収集運搬事業者に引き渡していたが、SGムービングが統括業者としてRKCからSG-ARKに登録している収集運搬事業者ごとのリサイクル券を一括購入し収集運搬事業者に事前に引き渡すため、小売事業者は回収を依頼するだけでよくなり家電回収のリードタイムを短縮できる。収集運搬事業者も、小売事業者ごとのグリーン券を保持しなくても1種類のイエロー券だけで回収にあたることができる。

リサイクル料金の支払いについても、収集運事搬業者が回収したリサイクル料金をSGムービングが代理でRKCに支払うことができるため、小売事業者は回収した料金の支払い手続きを省略できる。

▲リサイクル料金の支払いの効率化(出所:SGムービング)