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川崎近海汽船、八戸・室蘭フェリー休止協議へ

2021年11月2日 (火)

(イメージ)

ロジスティクス川崎汽船グループの川崎近海汽船は1日、青森県八戸市と北海道室蘭市を結ぶ定期フェリー航路をことし12月末で休止する協議を始めると発表した。

原油価格高騰による燃料コストの大幅な上昇や、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要減少で収支が悪化。運航船「シルバークイーン」の老朽化による代替船の導入も難しいことから、航路の継続を断念した。

正式な運航休止日は、関係各所との協議を経て後日決定する。

川崎近海汽船は2018年6月に岩手県宮古市と室蘭市を結ぶ航路を開設。物流や観光需要を期待したものの、貨物輸送が定着しなかったことから、20年4月に八戸市と室蘭市を結ぶルートに縮小。貨物トラックの輸送量は増加に転じていただけに、青森県と北海道を結ぶ物流への影響も懸念される。