旭器機サービス、ジンマー社のメディカル物流受託

メディカル旭器機サービス（東京都世田谷区）は12日、ジンマー・バイオメット（港区）から同社の新物流拠点「関西配送センター」の運営業務を受託したと発表した。兵庫県尼崎市の大規模物流施設「ESR尼崎ディストリビューションセンター」（ESR尼崎DC）で、2022年4月から業務を開始する。

ジンマー・バイオメットは、事業の拡大に伴い物量が増加し、既存拠点が手狭になっていたことから既存の物流体制を刷新、新たな体制の構築を目指して、物流パートナーに旭器機サービスを選定した。

旭器機サービスは、医療機器の安全性と品質を確保するための国際標準規格「ISO13485」や医療機器製造業、高度管理医療機器の販売・賃貸業などの許可証を取得しており、これまでも医療機器メーカーや医療機器卸などのメディカル系企業向けに物流サービスを提供してきた。

同社では「今後もジンマー・バイオメットの物流パートナーとして、ジンマー・バイオメットのソリューションや最先端の医療技術を医療従事者や患者の元へ迅速に届けるために、新たな倉庫管理システムを導入し、物流コストの削減やサプライチェーン全体の改善にも取り組んでいく」としている。

■ジンマー・バイオメット合同会社関西配送センターの概要
倉庫面積：6301.71平方メートル（1906.27坪）
バース面積：749.26平方メートル（226.65坪）
事務所面積：4444平方メートル（134.32坪）※関連部分も含む
合計した面積：74951平方メートル（2267.24坪）

■ESR尼崎DCの概要
所在地：兵庫県尼崎市末広町1丁目5-1
完成日：2020年6月30日
敷地面積：19万4428.20平方メートル（5万8814.53坪）
延床面積：38万8570平方メートル（11万7542坪）
賃貸面積：35万4277平方メートル（10万7169坪）
構造：地上6階建、RCプラスS造、耐震構造