ロジスティクスアサヒロジスティクス(さいたま市大宮区)は25日、関東と中部・関西をつなぐ幹線便「Bies Liner」(ビィズライナー)の運行を2022年2月に開始すると発表した。
ことし4月に発表した中期経営ビジョンに掲げる「東名阪をつなぐ機能の確立」の実現に向けた取り組み。アサヒロジスティクスの人材育成制度の一環として取り組んでいる企業内大学「アサヒ人財育成大学」での学習テーマに基づく社員からの提案が発端となり実現した。
ビィズライナーの運行開始に先立ち、11月1日に幹線便の拠点となるアサヒロジスティクス小牧営業所(愛知県小牧市)を開設。ビィズライナーの運行開始準備を進めている。
ビィズライナーの使用車両は、4トン車2層式冷凍冷蔵車3台と10トン車2層式冷凍冷蔵車1台、10トン車3層式冷凍冷蔵車2台、の計6台体制。ビィズライナー運行開始に向けて、オリジナルキャラクター「アサビィ」「ももビィ」を描いたオリジナルのカラーリングを施し長距離輸送の特化機能を装備した専用車両を導入する。
専用車両は、積降時の温度帯の逆転を考慮して電動冷凍機を前後に計2基設置するほか、薄型の新断熱素材を使用し庫内スペースを確保することにより、18パレットの積載が可能。さらにコンテナ内で商品を移動させる際のドライバーへの負担を軽減する「エアロール」を採用する。