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日立物流、内航船活用でモーダルシフト優良業者賞

2021年11月29日 (月)

認証・表彰日立物流は26日、日本物流団体連合会(物流連)の2021年度「モーダルシフト取り組み優良事業者賞」で有効活用部門賞に選ばれたと発表した。「内航船輸送を活用した九州・関東間モーダルシフト輸送」の取り組みが評価された。

日立物流の顧客である衛生用品メーカーによる九州の工場から国内外への製品出荷について、特に関東地方向け配送のドライバー・車両不足が課題となっていた。日立物流グループのバンテック(横浜市西区)が行っている自動車メーカーの関東発九州向け輸送の帰り荷スキームに着目。従来のトラック輸送から内航船への転換を実現した。

福岡県苅田町から埼玉県白岡市への貨物輸送について、日立物流グループは苅田港(苅田町)から追浜港(神奈川県横須賀市)までの区間を内航船で輸送し、トラック輸送区間を各港と拠点までの間に大幅に短縮するモーダルシフトを提案。メーカー側も賛同し、実現にこぎつけた。

内航船への転換により、CO2排出量をトラック輸送と比べて年間で78.3%削減し、環境負荷低減に貢献。車両配車台数も年間で72台から48台に3分の1を削減することで、ドライバー・車両不足の緩和にもつなげた。

日立物流グループは今回の受賞を契機として、事業・業界を超えた協創領域の拡大を図理ながら新たなイノベーションを実現していく。

(出所:日立物流)