ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国交省、海底火山噴火の軽石被害防止留意点を公表

2021年12月1日 (水)

▲内航コンテナ船航海後のストレーナーには軽石がびっしりと付着している(出所:国土交通省)

行政・団体国土交通省は1日、小笠原の海底火山「福徳岡ノ場」(ふくとくおかのば)の噴火によるものとみられる軽石に関して、運航の可否判断や海水こし器の清掃頻度など、軽石対策を行う際の参考となる情報をとりまとめた「軽石被害防止に向けた安全運航のポイント」「海運事業者における軽石対策事例集」を公表した。

福徳岡ノ場の噴火によるものとみられる軽石が、沖縄県や鹿児島県奄美地方の島々に漂着している影響で、沖縄県や鹿児島県の一部旅客定期航路において、軽石の漂着状況を確認しながらの断続的な運航が続いている。

軽石の漂流や漂着は、沖縄・鹿児島地区だけでなく、伊豆諸島付近をはじめ広範囲に広がりながら当分続くおそれもあることが懸念される。国交省は、海運事業者による軽石被害防止対策の参考となる情報を取りまとめた。

国交相は今回の情報公表により、海運事業者の船舶を軽石の被害から守り、安全な運航を継続するための一助とする。引き続き、船舶への被害防止や安全運航の継続の観点から必要な取り組みを進めていく。