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ウェザーニューズ、海外天気予報を提供し事業支援

2021年12月2日 (木)

サービス・商品ウェザーニューズは2日、気象データと最新技術で企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進する気象データ提供・分析サービス「WxTech」(ウェザーテック)をグローバルに拡大し、海外ビジネス展開企業向けに5キロメッシュの世界天気予報サービスの提供を始めたと発表した。

海外に事業拠点を拡大する日系企業は年々増加し、ビジネスの場で世界の気象データのニーズが高まっている。ウェザーニューズはこうしたニーズに対応するため、世界の1時間ごとの短期予報と2週間先までの中期予報のデータを提供する。

世界の気象機関や独自の数値予測モデルとAI(人工知能)技術を組み合わせた精度の高い天気予報を、5キロメッシュの高解像度で提供。データはクラウドを経由して提供されるため、企業は緯度経度を指定するだけでデータを取得でき、既存のシステムとの連携も容易なのが特徴だ。

▲20kmと5kmメッシュで比較したニューヨークの天気予報イメージ(出所:ウェザーニューズ)

サービスの提供を受けた企業は、現場周辺の詳細な気象データを取り入れることで、自社システムでの海外天気予報の表示、高度な業務最適化やマーケティング、従業員の安全管理など、あらゆるビジネスシーンに活用できる。大手外食チェーンにおける東南アジアの新店舗での商品の仕込み量や発注量の最適化、宅配サービスにおける配達量の需要予測など、複数社での利用が見込まれるなど、物流をはじめとする多様な業界での導入を想定している。

▲「WxTech」で分析されたデータを企業のシステムと連携し、ビジネスに活用するイメージ(出所:ウェザーニューズ)