荷主大王製紙は、来年2月1日の納入分からすべての段ボール原紙と包装用紙を値上げする。段ボール原紙は現行価格から1キロ10円以上、包装用紙は15%以上の値上げとなる。
原料や燃料価格の高騰、物流コストの上昇によって事業環境が厳しさを増しており、これまで多様な紙・パルプを生産できる三島工場(愛媛県四国中央市)を中心に需要構造の変化に対応した生産体制の見直し、コスト削減に取り組んできたが、「当社単独の努力のみではコストアップを吸収しきれない状況」になったと判断。
今後も継続して環境対策を推進し、安定供給体制を確保するには多大なコストを要するとして、段ボール原紙と包装用紙の値上げに踏み切ることを決めた。