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パナマ陸上回廊にAI貨物監視、現地物流企業が導入

2026年5月21日 (木)

サービス・商品米防衛技術企業のビッグベア・アイ・ホールディングスは20日、パナマ最大の物流事業者PTGが、AI(人工知能)を活用した貨物セキュリティー管理ソリューション「International Shipping Compliance」を初導入したと発表した。PTGはすでにサプライチェーンの可視性向上に同システムを利用している。

システムは、貨物の位置、取扱者、輸送途中での貨物状態の変化を把握するため、バイオメトリクス認証と高度な分析を組み合わせる。ドライバーや輸送車両をコンテナ、セキュリティーシールと直接ひも付け、出発地から目的地までの管理履歴を記録する仕組みだ。リアルタイムの車両・ドライバーデータを集約し、物流事業者が異常を検知したり、貨物流動を監視したりできるようにする。

税関や国境管理当局にとっては、コンテナ貨物をすべて物理検査することが難しいなか、リスクの高い貨物を早期に特定するための情報基盤となる。システムはBASCとC-TPATの国際セキュリティー基準にも準拠するという。

導入先となるパナマは、アジア、米国、欧州、南米を結ぶ海上貿易の要衝で、パナマ運河は世界の海上貿易の5-6%を担う。港湾システムは米州有数の積み替え拠点で、年間1000万TEUを扱い、その9割が大西洋側と太平洋側のコンテナターミナルをまたぐトランシップ貨物とされる。一方、合法的な貿易網を悪用した麻薬、密輸品、模倣品の移動も課題となっている。

貨物の「誰が、どの車両で、どのシールを扱ったか」をデータで追跡し、陸上回廊を含む国際物流の透明性を高める。AIを使った貨物監視は、検査の効率化だけでなく、サプライチェーン全体の信頼性を左右する要素になりつつある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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