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NTTロジ、関東の医療機器物流拠点でサービス強化

2021年12月14日 (火)

メディカルNTTロジスコは14日、同社が受託する医療機器物流の関東主力拠点となる「メディカルディストリビューションセンター東京」(MDC東京、東京都大田区平和島)で提供している医療機器洗浄サービスで、来年5月からサービス内容を強化すると発表した。

洗浄エリアを上層階から1階に移設し、洗浄前後の作業動線を短縮するとともに、洗浄エリア内の装置の配置構成を見直して洗浄作業の生産性を高める。これにより、かねて返却品の入荷から洗浄までのリードタイムを短縮することで整形工具の在庫回転率を向上させるという医療機器メーカーからの求めに対応し、複数の医療機器メーカーへのシェアリング型サービスとして、受託能力を強化する。

▲全自動超音波洗浄装置(出所:NTTロジスコ)

具体的には、整形工具の特徴に合わせて全自動超音波洗浄装置と簡易洗浄装置を使い分けることで、簡易洗浄装置のみの場合と比べ、安定した品質、低コスト、短納期でサービスを提供するようにする。

全自動超音波洗浄装置はタクトタイムが1時間につき100バスケット、超音波2周波(28キロヘルツ、75キロヘルツ)、95度の熱水槽のものを1基、簡易洗浄装置は超音波付き恒温槽1基と乾温風循環乾燥機3基(40‐120度)のものをそれぞれ設置。

NTTロジスコが提供する医療機器共同配送サービス「メディカルライナー」を併せて提供し、荷主の物流拠点から集荷日の最短当日中に洗浄済み製品を配達できるようにする。

また入出荷・保管・洗浄・メンテナンスといった荷主向けのサービスを一括してMDC東京で請け負うことにより、洗浄業務のための拠点間輸送コストをかけずに一気通貫でサービスを提供できる3PLとしての対応力を訴求する。