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横浜冷凍、北海道の冷蔵倉庫で完全再エネ電力化へ

2021年12月17日 (金)

環境・CSR横浜冷凍は17日、北海道で運営する全冷蔵倉庫6拠点で使用する電力について、2022年4月1日に100%再生可能エネルギー電力に切り替えると発表した。脱炭素化に向けた取り組みをさらに推進するとともに、環境に配慮した経営姿勢を広くステークホルダーに周知することで企業価値向上につなげる。

北海道は横浜冷凍の冷蔵倉庫の14%を占め、冷蔵倉庫収容能力は道内トップシェア。今回の電力の切り替えにより、年間8225トンのCO2排出削減につなげる。

▲道内の冷蔵倉庫6拠点(出所:横浜冷凍)

横浜冷凍は地球環境の保全を経営の重要課題と位置付けて、フロンガスから自然冷媒への切り替えをはじめ、大規模屋上太陽光発電装置の設置や省エネ型冷凍機の採用などの施策を進めている。特に屋上太陽光発電はグループ全体の発電能力が6.5メガワットを超えており、業界内では最大の規模だ。

▲横浜みらいサテライト(出所:横浜冷凍)

20年11月には「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を策定し、2030年の温室効果ガス排出量40%削減(収容能力あたり、2015年比)をはじめ、各種定量目標・定性目標を掲げている。旧本社跡地に建設した「横浜みらいサテライト」「横浜みらいHRD」で使用する電力を100%再生可能エネルギー電力で賄う取り組みをことし8月26日に開始した。

横浜冷凍は今回の北海道における冷蔵倉庫の再エネ電力化の実施を契機として、引き続き環境への取り組みを推し進めるとともに、温室効果ガス排出量削減を目指す顧客に対して環境に配慮した冷蔵倉庫を訴求し、業績拡大につなげる。

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