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理化学機器商社のケニス、門真に新たな物流拠点

2021年12月22日 (水)

拠点・施設理化学機器を取り扱うケニス(大阪市北区)は22日、物流業務の省力化と在庫管理体制の強化を図るため、大阪府門真市に新物流拠点「門真ディストリビューションセンター」(門真D.C.)を開設し、2022年1月から本稼働に入ると発表した。

(出所:ケニス)

同社はECサイトへの展開やプロラミング教材をはじめとしたデジタル機器の需要で売上が5年連続で伸び、取り扱う商品数が増加していることで、物流業務がひっ迫。「これらの変化に迅速に対応することが理化学機器の専門商社としての当社の役割だと考え」(ケニス)、新たな物流センターを建設した。

これまでは倉庫が複数分散し、本社ビルの一部も倉庫としていたため、物流の増加に対応するのが難しかった。これは在庫欠品や誤出荷などを発生させる要因にもなり、物流センターへの集約を「積年の課題」と認識していたという。

新物流センターは第二京阪沿線の門真市三ツ島に立地し、関西圏へ配送しやすいのが特徴。1591坪の延床面積の施設には最大3万3000SKUの在庫保管が可能で、バケット自動倉庫、パレット移動ラック、ハンディターミナル導入、WMS(倉庫管理システム)と基幹システムとの連携により、精度の高い倉庫管理のシステム化を実現する。発注支援システムも導入し、在庫管理全体を通じて適正化を図る。

門真ディストリビューションセンターの概要
所在地:大阪府門真市三ツ島1丁目30-31
敷地面積:6354.132平方メートル(1922坪)
延床面積:5259.846平方メートル(1591坪)
構造:鉄骨造、地上3階建て