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横浜・中央卸売市場に電動フォークリフト納入

2022年1月5日 (水)

荷主環境と安全を両立した電動フォークリフトを販売するBYD FORKLIFT JAPAN(BYDフォークリフト・ジャパン、群馬県館林市)はこのほど、横浜市中央卸売市場で青果物などの卸売業を営む金港青果(横浜市神奈川区)に、1.6トン積載の電動カウンターフォークリフト「ECB16S」1台を納入した。同社によると、国内の卸売市場で同車両が納入されるのは初めて。BYD社は今後も脱炭素社会の実現に向けて、同車両の国内販売の拡大を目指す。

▲金港青果に納入された「ECB16S」(出所:BYD FORKLIFT JAPAN)

金港青果は、横浜市中央卸売市場で国内外から野菜や果実、漬物などを集荷し、場内の仲卸や売買参加者に卸売を行っている。

今回納入した車両は、BYD社が開発製造したリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した電動フォークリフト。充電中に引火性ガス(水素ガス)が発生しないほか、マイナス25度の環境下でも放電率が75%と高く、冷蔵や冷凍の倉庫内でも安定した稼働ができる。稼働中に二酸化炭素をはじめとした排気ガスを出さないことから、環境保護に加えて従業員の労働環境にも寄与する「環境と人に優しい」性能が特徴だ。

充電時間が3時間で10時間以上稼働できるため、充電時間が大幅に短縮できるほか、保水作業や電池清掃などの日々のメンテナンスが不要で業務効率の改善にも優れている。

日本国内での販売実績は350台で、世界的には物流倉庫や製紙、食品、機械といった幅広い業界など30カ国、1000以上の事業者が導入している。