メディカルNIPPON EXPRESSホールディングス(日本通運グループの持株会社)は14日、欧州現地法人のNXベルギーがブリュッセル国際空港の貨物地区内施設でGDP(医薬品の適正流通)認証を取得した、と発表した。
認証は2021年12月21日に発効。ブリュッセル国際空港の貨物地区内施設で、在庫保管を含むフォワーディング業務(航空・陸上)が対象となっている。
ベルギーは、世界的な製薬企業や医薬品の製造受託機関、ワクチン製造会社、バイオテクノロジー分野の研究機関が多く、製造・開発の集積拠点となっている。NXベルギーは、医薬品輸送専業のMEDEXI(メディクシ)社とビジネスパートナー契約を交わし、2-8度(冷蔵)、15-25度(定温)の2温度帯に対応可能な同社の医薬品専用温調施設(2000平方メートル)でGDP認証を取得した。
NXでは「MEDEXI社の医薬品に関する知見、高度なオペレーション品質と、NXグループの国際温度管理輸送サービス、倉庫保管機能を組み合わせ、医薬品物流プラットフォームを提供していく。今後も経営計画で重点産業と位置付ける医薬品の取り組みを強化する」としている。