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日鉄興和、千葉・浦安にマルチ型物流施設を着工

2022年2月1日 (火)

拠点・施設日鉄興和不動産(東京都港区)は1月31日、物流施設「LOGIFRONT」(ロジフロント)シリーズの新物件「LOGIFRONT浦安」(千葉県浦安市)の建築工事に着手したと発表した。

LOGIFRONTシリーズで「越谷I」「越谷II」「狭山」に次ぐ首都圏第4弾となる。LOGIFRONT浦安は、マルチテナント型物流施設として2023年1月末の完成に向けて開発を進めていく。

▲LOGIFRONT浦安の外観イメージ(出所:日鉄興和不動産)

LOGIFRONT浦安は、東京都心部から15キロ圏内と近く、首都高速道路湾岸線や国道357号を経由した関東圏全域へのアクセス性の高さが特徴。広域集配送の拠点として期待されている立地環境にある。

浦安市は、大型物流施設や生産・加工施設が集まる千葉県内有数の東京湾岸の産業エリアだ。24時間操業が可能なことに加えて、浦安エリアの人口集積による雇用者の確保でも優位性が高い。

LOGIFRONT浦安は、1階・2階にトラックバースを備えた地上4階建てマルチテナント型施設として計画。1階から3階をRCS構造にすることでブレースを削減してレイアウトの自由度を高めるなど、機能性と汎用性を両立した仕様としている。

テナント分割にもフレキシブルに対応できるよう、大型車両が直接2階へアクセスが可能なスロープを設置。昇降設備は荷物用エレベーター・垂直搬送機をそれぞれ4機を標準装備、さらに垂直搬送機2機の増設を可能とする構造とし、入居テナントの将来ニーズへの対応も配慮した。事務所の増設や倉庫空調機器、非常用発電機の設置など、入居テナントのニーズに寄り添った最適なカスタマイズを実現できる柔軟性も確保した。

外観は、ブラック×シルバーの外壁にLOGIFRONTシリーズのシンボルマークの「ビッグL(エル)」や充実した植栽が映えるスタイリッシュなデザインを採用。環境対策としては、全館LED照明やセンサー照明の採用、壁面緑化など、環境や省エネルギーに配慮した施設計画としている。

■LOGIFRONT浦安の概要
所在地:千葉県浦安市港80
敷地面積:2万4413平方メートル
延床面積:5万2478平方メートル
構造:RCS造(一部S造)、4階建て
交通:首都高速湾岸線「舞浜入口」2.4キロ
着工:2021年12月着工
完成:2023年1月末(予定)