ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国分が高精度の自動需要予測導入、提供元と提携

2022年2月3日 (木)

(イメージ)

フードDATAFLUCT(データフラクト、東京都渋谷区)は3日、国分グループ本社が高精度の自動需要予測で業務効率、欠品・余剰・在庫回転率を改善するデータフラクトの新サービス「Perswell」(パースウェル)を導入すると発表した。新サービスの導入に際し、両社は資本業務提携を締結した。

国分グループ本社は2月中旬にも本番運用に入りたい考え。データフラクトは国分グループによるサービス導入と資本業務提携が決まったことを受け「今後は両社の知見を活用し、在庫管理や配送計画の最適化で利益を最大化すると同時に、商品ロスの削減に伴うサステナブルな社会の実現を目指す」としている。

食品流通では生産、出荷、流通、加工・販売、消費などの商流・物流が多岐にわたり、サプライチェーンの過程ごとに需要予測するのは難しく、それぞれの過程で食品ロスが発生している。

国分グループは国内外の1万の仕入先から60万の商品を仕入れ、296か所の物流センターを駆使して国内全域をカバーする物流網を形成、卸売業という立ち位置を生かし、サプライチェーンの最適化に取り組んでいるが「データ活用で食のサステナビリティを実現したい」との思いで一致し、単にサービスを導入するにとどまらず、資本業務提携まで進むことになった。

両社の結びつきが強まる今回の動きを背景に、国分はデータフラクトのAI技術を活用した需要予測システムを汎用、専用物流センターに導入し、受発注や在庫管理の高度化、精度向上によって在庫削減につなげる。また、⻘果を中心とした生鮮食品のサプライチェーンで共同事業化に向けた検討もはじめる。

(出所:DATAFLUCT)