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ドローン飛行、衝突回避の実証実験に成功

2022年2月10日 (木)

(出所:FaroStar)

調査・データFaroStar(ファーロスター、東京都新宿区)は10日、ドローン飛行の安全性を高める「衝突防止自動管制技術」を用いた実証実験に成功したと発表した。この技術をドローンに搭載することで飛行の安全性を高め、離島地域での新たな移動手段として将来の実用化が期待されている「空飛ぶクルマ」として、社会からの理解や賛同を得ていく方針だ。

実証実験は2月2日から2日間、大阪市と広島県福山市の2か所で行われた。同社によると、ドローンの社会実装を実現するにあたり、ほかの飛行体との衝突を自動回避する技術の検証が課題となっていた。そこで、衝突回避にかかわる自動管制の実効性を検証するため、同社開発の衝突防止自動管制技術を活用した実験を行った。

その結果、計画飛行中のドローンが衝突防止自動管制システムからの指示により、仮装ドローンへの回避を行うことができた。さらに、回避後は、元の計画飛行へと戻り、指定の場所に着陸。安全な飛行を終了できた。

同実証実験の成功により、離島地域における「空飛ぶクルマ」の実現化に向け、今後さらに地域住民に新たな交通手段としての具体的な利用方法を体験してもらうことで、社会受容性の醸成を図っていく方針だ。