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サトー、流通情報システム展で商品センシング訴求

2022年2月17日 (木)

荷主サトーは17日、東京ビッグサイトで3月1日から4日間開催される「日経メッセ第38回流通情報システム総合展『リテールテックJAPAN2022』」に参加すると発表した。

IoTセンシング・ラベル「Wiliot(ウィリオット)IoTピクセル」を使った、次世代の店舗運営を可能にするリテールアプリケーション・サービスを出展。これまで情報化が困難だった店舗内での「商品一つ一つの状態」や「消費者行動」を捕捉することで、新しい店舗運営を提供するソリューションだ。

(イメージ)

今回展示するリテールアプリケーション・サービスは、ウィリオットタグを店舗内の個々の商品や陳列棚、販促見本に貼り付けることで店舗内のモノや来店者の動きを把握する。

ウィリオットタグは、センサー機能を持つ電池不要の超小型タグで、取り付けられたモノの位置や温度、動き、容量の変化などをスマートフォンや店舗内の什器などを通じて捕捉する。周囲の電波を電力に変換することで作動を続ける機能を搭載するため、ウィリオットタグが取り付けられたモノから継続的に情報を集められるのが特徴だ。

商品の有無をリアルタイムで検知するほか、陳列棚に載っている商品数の把握や商品の店内での滞在日数と温度推移、販促見本の利用状況を継続的に捕捉できる。

これらの情報を捕捉し収集することで、リアルタイム在庫管理や販売機会ロスの低減、従業員の業務効率化、来店者の行動に基づいたマーケティングなどの実現を支援する。人手不足を背景にした効率的な店舗運営や個別マーケティング、販促施策などを求めている流通・小売業界に新しい解決策を提案する契機とする。サトーは、リテールアプリケーション・サービスの2022年秋の商品化を目指す。

▲店舗内での情報を収集・分析し最適な店舗運営を提案(出所:サトー)