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ソフトバンク、AI企業に出資しSCM支援参入へ

2021年7月28日 (水)

▲サプライチェーンの過程にある商品のあらゆる情報を感知(出所:Wiliot)

財務・人事AI(人工知能)を活用したIoT技術開発を手掛けるWiliot(ウィリオット、イスラエル)は、SoftBank Vision Fund 2(ソフトバンク・ビジョン・ファンド2)が主導するシリーズC資金調達ラウンドで2億ドル(220億円)を獲得したと発表した。ソフトバンクグループがウィリオットに資本参加した形。ウィリオットは、切手サイズの自己発電型コンピューターで医薬品やアパレル、各種消費財などの現在地や在庫状況をクラウドで管理するシステムを開発。ソフトバンクグループは、サプライチェーン最適化の支援ビジネスに本格参入する契機とする。

ウィリオットの技術は、サプライチェーンの過程にある商品の温度や充填レベル、場所の移動などあらゆる情報を感知する。商品に小型デバイスを組み込むことにより、サプライチェーンを適時に「見える化」することで、在庫レベルを把握できる。こうした取り組みにより、より新鮮で安全な食品の提供や廃棄物の削減、環境負荷低減などを実現できるという。

ソフトバンクグループは、ウィリオットの事業運営を支援することにより、両社の強みを連携してサプライチェーン最適化を含めた新しい物流ビジネスの創出につなげる。