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川崎汽船、横浜港で完成車ターミナルの運営開始

2022年2月21日 (月)

(出所:川崎汽船)

ロジスティクス川崎汽船は21日、グループとしては国内で初めてとなる完成車ターミナル「横浜港大黒C-4ターミナル」(横浜市鶴見区)の運営を、ダイトーコーポレーション(東京都港区)と共同で開始すると発表した。

横浜・大黒ふ頭に位置するターミナルは、「横浜港埠頭」(YPC)から借り受ける。新車や中古車などの完成車以外にも建設機械、一般貨物など多様な製品の取り扱いや、完成車の積み替え拠点としてのニーズに対応することが可能だ。川崎汽船以外の運航船の利用も受け入れ、横浜港全体の自動車取り扱いの最適化を目指す。

設備面では、夜間作業のための港湾用LED照明、構内業務のためのEV車両の採用や、再生可能エネルギーの電気を利用するなど環境に配慮。搬出入ゲートの自動化や高度なターミナル管理システムの導入など、AIやIoTなどのデジタル技術も積極的に活用する。

同社は機能、環境の両面で付加価値の高いターミナル作りを行うことで、同社グループの環境憲章「“K”LINE環境ビジョン2050」に基づく安全・環境・品質の向上に取り組むとしている。

横浜港大黒C-4ターミナル概要
所在地:横浜市鶴見区大黒ふ頭22、24
事業内容:完成車ターミナル事業
岸壁全長:350メートル
水深:15メートル
敷地面積:15万3500平方メートル(バース部分含む)
蔵置可能台数:8000台

(出所:川崎汽船)