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ZMP「DeliRo」でサプライズプレゼントを贈ろう

2022年3月3日 (木)

サービス・商品婚約指輪や誕生日プレゼント、ホワイトデーの返礼品を、大切な相手への「思い」とともに物流ロボットがお届けします――。ZMP(東京都文京区)は2日、自動運転技術を活用した無人宅配ロボット「DeliRo」(デリロ)による「サプライズプレゼント」の宅配支援サービスを始めると発表した。

結婚式場やホテル、商業施設などを運営する事業者を対象に、プロポーズや誕生日などのサプライズプレゼントの配送を担う。ロボット開発企業による集客や話題作りにつなげる新サービス、果たしてその「思い」は届くだろうか。

▲プロポーズ支援のイメージ(出所:ZMP)

デリロは、歩く程度の速度で走行し豊かな表情と声のコミュニケーションにより、人間との共生を目的に開発したロボット。複数のカメラやレーザーセンサーを利用して周囲の通行人を検出し、自動で回避したり障害物手前で安全に停止する機能を有するほか、声で存在を知らせたり道を譲ってもらうよう依頼したりするなど、周囲の人が心地よく共生し安全に走行することができる。

まず、デリロのロッカーを二次元コード(QRコード)で開けてプレゼントを積み込み、指定の時間にデリロが自動運転でプレゼントを渡す相手の元へ向かう。依頼者はコードをプレゼントを渡す相手に知らせる。デリロがプレゼントを渡す相手の元へ到着すると、「○○さんからのお届け物が届いています。QRコードをかざしてロッカーをオープンしてください」と話す。プレゼントを渡す相手はコードをかざし、デリロのロッカーからプレゼントを受け取る、という仕組みだ。

ZMPは、設置したい店舗や施設などでの実機を使った実証実験を経て、ロボットを提供する形を想定。本体リース価格は月額12万円からの5年リースを設定。一括購入も可能。保守およびシステム利用料が別途必要となる。