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出前館、配達員用アプリ改良で顧客対応力向上

2022年3月11日 (金)

フードデリバリーサービス「出前館」を展開する出前館は、配達員向けのアプリをリニューアルしたと発表した。顧客により最適な配達サービスを提供するための取り組み。一部エリアで適用を開始し、順次拡大していく。

出前館は2017年より、配達代行サービス「シェアリングデリバリー」を開始。デリバリー業務に従事できる配達員の確保に取り組んできた。消費スタイルの多様化に加えて、新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配需要の高まりで、出前館の業務委託配達員の登録数も急増している。

出前館はこうした宅配サービスの持続的な対応力を確保・向上させるための取り組みとして、増加する配達員の業務管理やサポート体制のさらなる強化が不可欠と判断。業務遂行に必要な情報共有や伝達などに活用する配達員向けアプリケーションの課題点や改善点を抽出し、オーダー受諾やヒートマップ機能を拡充したほか、意見収集フォームなどのサポート対応力も増強することで、より顧客ニーズに即したデリバリービジネスの実現につなげることとした。

▲ヒートマップで需要過多のエリアを見える化(出所:出前館)

従来のアプリは、配達員が稼働するエリアにひもづいたオーダーが配達員向けアプリに表示される仕様となっていたが、新アプリでは配達員の稼働エリアに制限はなく、位置情報を含めたさまざまな条件をもとに振り分けられたオーダーが表示されるよう変更。今まで以上に、好きな場所や時間の配達が可能となる。

また、新たにヒートマップ機能を搭載することで、注文量が多く配達員が必要な場所は赤、配達員が十分にいる場合は緑など視覚的に分かりやすく表示され、より効率的な配達を実現。配達員からの意見を集められるフォームも新設し、迅速な機能改修に役立てる。