ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

レンタルバスターズ、千葉県流山市に物流拠点新設

2022年3月14日 (月)

拠点・施設レンタルバスターズ(東京都中央区)は14日、千葉県流⼭市に物流拠点を新設したと発表した。新型コロナウイルス感染拡大などに伴う勤務スタイルの多様化で、企業がオフィスを縮小する動きを強めている。OA(オフィスオートメーション)機器やオフィス家具のレンタル需要の高まりを受けて、商品の在庫・配送機能を強化する狙いだ。

▲GLP ALFALINK流⼭8(出所:レンタルバスターズ)

「GLP ALFALINK流⼭8」内に4950平方メートルの倉庫を確保。今秋にも⾃動化設備の投入も予定するなど、出荷効率の向上を図る。

新拠点は、東京都心を含めた首都圏各地へアクセスしやすい立地が特徴。千葉県柏市にある既存の物流拠点「東日本レンタルロジスティクスセンター」との連携を図れる利点もある。OA機器やオフィス家具などのレンタル需要が急拡大するなかで、より迅速で最適なレンタルサービスの提供体制を構築していく。

レンタルバスターズの新物流拠点の概要
名称:レンタルバスターズ第2ELC(東日本レンタルバスターズロジスティクスセンター)
所在地:千葉県流山市平方字下中谷806-1「GLP ALFALINK流山8」
問い合わせ:レンタルバスターズマーケティング室(電話:03-5809-3257)

コロナ禍が改めて示した、社会インフラとしての「物流」の使命

新型コロナウイルス禍は、当たり前だった生活スタイルを大きく変えた。消費と勤務スタイルの多様化はその代表例だろう。こうした動きに迅速に対応しているのが物流業界だ。今回のレンタルバスターズの拠点拡充も、こうした社会の変化をビジネスチャンスと捉えた象徴的な取り組みと言える。

企業がオフィスを縮小または移転する動きは、政府や自治体がコロナ禍による外出自粛の要請を強めた2020年春以降に広がり始めた。いわゆるテレワークの実施に必ずしも積極的ではなかった多くの企業も、ほぼ“強制的”に導入を迫られたことで急速に普及。「新しい生活様式」の時代はオフィスでの勤務が当たり前ではなくなる、との見方が支配的になっている。

▲専用ラックで安全管理(出所:レンタルバスターズ)

こうした発想が広がるにつれて、オフィスは「必要に応じて借りるもの」との意識が強くなっていく。ここで需要が集まるのが、オフィス関連機器・家具のレンタルサービスだ。レンタルバスターズにようなOA機器・オフィス家具のレンタルサービス企業にとっては、千載一遇のビジネス好機となるわけだ。

こうした動きを注視するまでもなく、「新しい生活様式」の実現に物流が不可決なインフラであることに気づく。東日本大震災をはじめ多発した災害を契機として、社会に不可欠なインフラとしての認識が定着した物流は、コロナ禍によるライフスタイルの変化への対応にも欠かせない存在となっている。

改めて、物流サービスの重要性と、その機能を最大化させるための効率化・最適化が急務であることを実感しないわけにはいかない。(編集部・清水直樹)