2月平均時給、倉庫作業など物流関連で上昇傾向に

調査・データアイデム（東京都新宿区）が発表した2月のパート・アルバイト募集時平均時給によると、職種分類別で見た製造関連・ドライバー業の平均時給は、東日本で前年同月比53円増の1109円、関東1都3県で30円増の1107円、西日本エリアで28円増の1029円、関西3府県で26円増の1056円だった。

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製造関連・ドライバー職のなかでさらに区分けした物流に関する職種で見ると、関東1都3県では、「倉庫作業」1110円（前年同月比39円増）▽「配送・配達・ドライバー」1100円（15円減）▽「検品」1066円（37円増）▽「梱包」1046円（59円増）−−となり、庫内作業が大幅に増加した一方、配送・配達・ドライバーは減少した。

関西3府県では倉庫作業1084円（40円増）▽配送・配達・ドライバー1070円（20円増）▽検品1025円（43円増）▽梱包1013円（29円増）−−と4分類でいずれも増加した。

物流関連のアルバイト募集をめぐっては、消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配需要の高まりで、倉庫現場の従事者を中心に人手不足が顕著となっている。物流関連各社は、時給を引き上げることで若い世代を中心とした従業員確保に躍起になっており、今回の調査でもこうした事情を裏付ける結果となった。