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ZMP、倉庫作業効率化へ自動搬送システムを開発

2022年3月15日 (火)

サービス・商品ZMP(東京都文京区)は15日、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)と、タクテック(東京都文京区)が提供する仕分け・検品ソリューション「GAS」(ガス)、自動梱包・送り状貼付ソリューション「PaLS」(パルス)とそれぞれ連携した完全自動搬送ソリューションを発表した。

キャリロは、物流向けのソリューションを共同で開発・提供するパートナー企業との物流DX(デジタルトランスフォーメーション)化推進ネットワークを構築。キャリロが接続できる様々なソリューションの提供が可能になり、物流現場の諸課題の解決を図る。

GASは1時間に600から1200までの数のピースを仕分けて検品する能力を持つ。PaLSは1時間に720個程度のランダムサイズの段ボールを梱包し、送り状を貼り付ける。キャリロを合わせた3つの機能を連携したソリューションを活用することで、仕分けから梱包作業までの完全な自動搬送が実現し、EC(電子商取引)業界における物流の人手不足の解消に貢献する。

▲運用のイメージ(出所:ZMP)

キャリロとGAS・PaLSが連携することで、出荷作業全体の最適化を実現。キャリロの多彩なインターフェース対応により、それぞれの庫内運用に合わせたシステム構築も可能になるのが特徴だ。

倉庫内でそれぞれのピッキングエリアから集めた商品について、巡回するキャリロに載せてGASまで搬送。GASで仕分けられた商品をキャリロで自動梱包ラインまで運び、PaLSで梱包された商品をカゴ台車に乗せてキャリロが出荷バースまで送るイメージだ。

ZMPとタクテックは今回のソリューション相互連携を契機として、倉庫内作業の自動化・効率化・省人化を実現するサービスの提供をさらに推進していく。