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配送マッチングPF国内市場、26年度470億円規模に

2022年3月28日 (月)

調査・データ日本能率協会総合研究所(東京都港区)が25日発表した、荷物の配送依頼者と配送事業者を直接結びつける「配送マッチングプラットフォーム(PF)」の市場予測調査によると、2026年度の国内市場規模は470億円となり、20年度比で6.7倍に達する見通しだ。EC(電子商取引)の利用拡大や、ドライバー不足を背景にした効率的な受注に対するニーズの高まりが背景にあると分析している。

▲配送マッチングプラットフォーム市場規模・予測(出所:日本能率協会総合研究所)

調査では23年度に市場規模は195億円となり、その後3年間で2.5倍の470億円規模まで拡大すると予測。理由として、配送マッチングPFの事業者が、依頼者による配送者の評価制度導入や配送工程のアプリ管理といった配送サービスの質的な向上や安定化に取り組んでいると指摘。今後も「サービス品のさらなる向上で利用が増加し、市場は拡大が見込まれる」としている。

調査結果は、配送マッチングPFを提供する国内事業者のサービスを対象に推計した。配送マッチングPFは依頼者と配送者を直接マッチングさせて、中間コスト削減を図ることができるデジタルツール。依頼者は配送需要に合わせて柔軟にドライバーが確保できる一方、ドライバーは空き時間を有効活用して収益を上げることが可能になる。