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大日本印刷など、比で配送マッチング事業を展開

2022年3月14日 (月)

サービス・商品大日本印刷は14日、日本ユニシスグループで情報通信技術インフラサービス企業のユニアデックス(東京都江東区)、金融とITを組み合わせたFinTech(フィンテック)開発ベンチャーのGlobal Mobility Service(GMS、東京都港区)の2社とともに、フィリピンで物流配送マッチングサービス会社「3Q DASH TECHNOLOX」(スリーキュー・ダッシュ・テクノロックス)を設立したと発表した。

フィリピンでは、堅調な経済成長による物流量の増加に対して、配送ドライバーの不足や都心部の深刻な慢性的渋滞、配送の仕組みの整備の遅れなどにより、配送に関する期間やコストなど多くの課題が顕在化。新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインショッピングやフードデリバリーの急激な利用増加もあり、こうした配送関係の課題がより深刻化している。

▲サービスの概要(出所:大日本印刷)

大日本印刷など3社は、これらの課題解決と継続的な成長が見込まれる当地の配送需要を見据えて、フィリピンに合弁会社を設立。ICTを活用した配送マッチングプラットフォームの開発によりラストワンマイル物流市場に向けた物流配送マッチングサービスを提供することとした。

大日本印刷が開発した物流配送マッチングシステムを、ユニアデックスの現地関連会社がクラウド環境に構築し、新会社が配送マッチングプラットフォームとして荷主企業ならびに配送ドライバーへ提供する。

GMSはフィンテックサービスを通じて、トライシクル(三輪タクシー)ドライバーへの就業機会の提供や生活向上のサポートを行っており、新会社では主にこのドライバーが荷物の配送業務を担う。

3社で設立した新会社はサービスを提供することで、荷主に対して配送手配業務負荷の軽減や配送ドライバーの確保、配送期間の短縮、適正な配送料金の実現などのメリットを提供。ドライバーに対しては、新たな就業機会を創出するとともに収入増による貧困問題の解決や生活の向上のサポートなどを図る。