ピックアップテーマ
メディカルジェイフロンティアは28日、調剤薬局のデジタル化による業務効率向上を支援するサービス「SOKUYAKU（ソクヤク）オンライン薬局」の提供を開始すると発表した。「そうごう薬局」など調剤薬局を展開する総合メディカル（福岡市中央区）がグループ全746店舗への導入を決定した。
SOKUYAKUオンライン薬局は、オンライン服薬指導の予約や来店予約のシステムを調剤薬局のウェブサイトに搭載するとともに、ブラウザ上でオンライン服薬指導を実施する環境を構築することにより、調剤薬局のDX（デジタルトランスフォーメーション）化を支援するサービスだ。
ジェイフロンティアが提供するオンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU」で構築した配送体制も併せて提供。全国各地の患者に処方薬を配送する。東京23区と横浜市、大阪市、名古屋市、福岡市では、最短でその日のうちに処方薬を患者に届けることも可能となる。
（イメージ）
2022年度診療報酬改定によりオンライン服薬指導実施要件が変更され、これまで医師から直接・対面での診療を受けた患者は薬剤師から直接・対面での服薬指導が義務付けられていたが、ことし4月1日からは薬剤師の判断でオンライン服薬指導による処方薬の受け取りができるようになる。
ジェイフロンティアは、SOKUYAKUサービスについても改定に合わせて、新たにウェブサービス版を開発。調剤薬局におけるオンライン服薬指導の予約受付・実施に必要な処方薬配送などの体制構築を支援する。
2022年度診療報酬改定への対応として、調剤薬局におけるオンライン服薬指導サービスの即時立ち上げなど調剤薬局のDX化を支援するほか、服薬指導の新たな選択肢を提供することにより、患者の利便性向上を目指す。
